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真の国際化とはなんなのか

産業界における「国際化」はひとつの答えを見出そうとしています。メディアなどで語られた「国際化」は、各企業の海外との取引の増加、実務レベルでの連携など、誰もが身近に感じられるような形としてすでに随所に表れています。
ですが、現在ではそれは「英語が話せる人の特権」になってしまっているようです。英会話が出来ない方はなにが起こっているのかを理解することもなかなか難しい状況です。現在の日本人全ての方に、英語力を付けてもらうということは荒唐無稽な話です。ですから、現在では未来の日本人の英語力を強化するために、教育改革が実行されました。
産業会では、実際に英語を用いてコミュニケーションをとる相手は欧米人だけではありません。特に製造業では「中国」の方と、英語で取引する場面が増えてきています。お互いにそれぞれ母国語を持った民族ですが、共通語としての英語を使い、コミュニケーションしているのです。
国際化とは、「欧米化」のことではありません。それぞれの国アイデンティティーを保ったまま、ひとつの国の代表として他国の人々と対等な取引を行うことです。
メディアが語る世界情勢ではなく、ひとりの人間として世界の方々と触れあい、何が起きているのか、自分はどうすべきなのかを考えられる人材が、この先求められています。
「英語=欧米」ではなく、共通語としての英語を話すことで、全世界の人々と意見を交わすことができるのです。
資源の乏しい日本ですから、日々の生活においても海外製品、海外エネルギーは溢れています。
これから先、世界の中で日本がどのような立場をとるのか、その時自分は何を考えられるのか、ただの海外旅行での便利な言葉ではなくて、生きていくために必要な言葉としての「英語」を理解する必要があります。
英語でコミュニケーションが取れることが当たり前の日本になれば、産業や経済も大きく進展することでしょう。丁度パソコンがビジネスにおいて必要不可欠なものであるように、英語も子らから先必ず必要な能力になるのです。

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