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英語に馴れた「耳」を育てること

「言葉」というのは、その種類によって独特の「周波数帯」があるようです。発音の根幹から違いますから、当然といえば当然なのですが、特に日本語は奇異な言語であるらしく、舌先と唇の動きでほぼすべての発音が再現可能です。英語はそのブレスの仕方などに代表されるように、発音自体が私たちの日本語の感覚とはまるで違います。日本語よりも幅広い周波数を持っているのです。
まずは日本語ですが、世界の言語の中でももっとも低い周波数帯を持つといわれています。それに対して英語は世界でもっとも高い周波数帯を持つとされています。
私たちが「英語が聞き取れない」と感じることの最大の理由が、この周波数帯の違いにあります。普段聞きなれない周波数帯の言語を聞くと、私たちは疲れてしまうのです。
実は、身体的には私たちはどんな周波数でも聞き分けられる「細胞」を持って生まれてきています。言語は遺伝子とは関係なく、育ってきた環境によって形成されるのですが、その過程、およそ2年ほどまでに周囲で交わされている言葉の周波数帯を聞き分ける細胞を残して、他の細胞は衰退してしまうといわれています。
生後2年間聞き続けた言語は、自然と自分の「言語」として認識され、学ぶまでもなく発話することが出来るのですが、そうではない言語の場合、成長してからでは頭の中で瞬間的に理解し、母国語に変換する必要があるといわれています。
その過程で、まず最初の「聴く」という段階で周波数帯の「壁」があるのです。これを乗り越えるためには、やはり「馴れること」が必要だといわれています。
英語独特の周波数帯は、クラシック音楽でも同様の帯域を発しているといわれています。
まずは英語を普段から聞き流したり、クラシック音楽でその周波数帯になれることが必要です。
聞けなければ、コミュニケーションはとれませんから、まずは英語を聞くことに馴れた「耳」を少しずつ育むことが必要です。そのためには、やはり「聴く」しかないのです。

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