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欧米と日本の感覚の違いを理解しよう

欧米人はどんな文化、感覚を持っているのか、それをすべて理解するためにはそこで「暮らす」しかありません。しかし、これだけはいえるのは、「人によって様々」ということです。同英語圏でも欧州とアメリカでは文化も信条も違いますし、同じ欧州、同じアメリカでも人によって性格は全然違います。
私たちは「欧米圏とは」ということを考えることは、海外の人から「日本とは」と捉えることと同じです。
日本人のイメージといえば、その高い技術力とそれを裏打ちする勤勉さ、実直さが挙げられます。ですが、対外的に捉えられたそのイメージが、すべての人に当てはまるわけではありませんよね。同じことが欧米人に対してもいえるのです。
その上で、あえて違いを考えてみましょう。人によって性格もおかれている状況もバラバラですが、相対的に捉えた欧米を考えてみましょう。
まず、日本と欧米の違いで顕著なことは「宗教」です。欧米人がみんな敬虔で信心深いわけではありませんが、日本と比較すると明らかにキリスト教が根ざしています。それはカルチャーに深く根付いているところであり、その教義を遵守するかどうかに関わりなく、キリスト教の存在をいしきしない人はいないでしょう。対して、日本人は宗教に関しては節操がないといえます。日本に根付いたカルチャーの中にも、宗教に由来するものが多くありますが、もはや国民の行事と化したいくつかの行事は宗教をまたいだ「イベント」です。
そのような背景は間違いなくありますから、この先国際交流していく中で、私たちには理解のできない敬虔な、なんらかの宗教の信者の方と触れあうときには、その行動や信条が奇異にみえるかもしれません。ですが、それこそが文化の違いであり、受け入れなくてはならない最大のカルチャーです。
国際交流とは、宗教を代表する様々な違いを受け入れて、相手を認め、お互いが理解し合うことが一番大切なことなのです。「世界共通語」の英語を手にするということは、全世界の人々と触れあうことができます。「どの文化が正しい」ということもありませんから、そのつもりでいてください。

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